SIEプロジェクトに関する3つの検討事項
現在、SIEプロジェクトに存在する課題は3つ
以前の記事で、私は以下の3点をプロジェクトの課題としてあげておきました。
- SIEに関する公式情報が分散しているため、探しにくい
- コードを編集するためのハードルが高い
- 対象者(SIEの場合、Webサイトの管理者や製作者)の利益がわかりづらい
まず、一番目の「情報が分散している」問題から詳しく見ていきましょう。
公式情報を発信する場が多い
この「dhrnameの開発日誌」というブログも含めて、SIEの公式情報を取り扱っている場はさまざまな場所に点在しています。こうすることで、いろんな参加者に、アクセス方法を確保しようという利便性を確保することができます。
しかし、すべてがすべて、同じ内容を取り扱っているわけではないのです。たとえば、リリースの際に、
- dhrnameの開発日誌(ブログ)
- Sie-developers(公式メーリングリスト)
- プロジェクトのニュース(SourceForge.JPの利用者に向けて)
- 公式Wiki
- 公式サイト
以上の5点に、リリース情報を流します。こういったリリースのような大事な公式情報はしっかりと書いていますが、他のあまり重要でない公式情報については、書いていないことすらあるのです。
たとえば、どこでコードの編集が行われているかという情報は、プロジェクトの専用ページかWikiか、公式サイトのヘルプにかかれてあります。メーリングリストを探したり、このブログを検索しても見つからないのです。
つまり、プロジェクトの入り口があまりにも大きすぎて、公式情報の検索がしづらくなってしまっている面があります。
管理の負担にも
これは単にプロジェクトの参加者だけではなくて、管理者である私にも負担となります。なにしろ、情報発信する場は、すべて、記法が違う上に、アクセスするパスワードも方法も違うからです。
私がもっとも、危惧しているのは、いざというときに、情報の訂正が間に合わなくなるという点です。
解決方法は
いろいろとあるかもしれませんが、応急処置として、リリースのときだけ、公式文書を一つのURIにまとめた上で、情報を流すときは、そのURIにリンクするという方式を取りたいと考えています。つまり、公式情報の引用という形をとるということです。以下のような流れになります。
- 公式情報を作成する(これを公式文書と呼びます)。
- 公式情報を取り扱うサイトやブログ(たとえば、この日誌)では、1で作成しておいた公式文書へのハイパーリンクを必ず、張ることにする
- 公式情報のメモを簡単に書いておく
公式情報は公式サイトに置くことにします。これは他のプロジェクトや企業でも見かける方法だからです。
そのほかの課題
については、また今度の機会にしたいと思います。