animateColor要素は使わないで

SVG1.1の2版で重要な変更がありました

W3CのSVG1.1 (2nd) の仕様を見てみますと、animateColorの廃止を予告していました。
以下、該当する邦訳を引用します (注１)

animateColor の利用は、そのすべての機能が単に animate 要素の対象を色値をとれるプロパティにすることで得られるので廃止予定にある。 将来版の SVG 仕様からは animateColor 要素は取り除かれることになるであろう。

animateColor要素は非推奨、animate要素が推奨される

この仕様を受けて、Firefoxなど一部のブラウザではanimate要素を使うべきだとしています (注２)。animateColor要素を使わずに、代わりにanimate要素を使ってほしいそうです。
したがって、ブラウザでサポートされなくなりますので、animateColor要素は使わないで下さい。

SIEプロジェクトの対応

SIEでは、animate要素に統合すると軽量化ができることや、最新版である2版に従うため、animateColor要素を非推奨とします。現在、ご使用の方は、十分に注意してください。

参考リンク

注1 「19.2.15 animateColor 要素 - SVG1.1 (第2版)　19 アニメーション」

http://www.hcn.zaq.ne.jp/___/SVG11-2nd/animate.html#AnimateColorElement

注2 「animateColor　- MDN」

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/SVG/Element/animateColor