SIE0.92が公開

新しい要素に対応した正式版のSIE0.92

2012年1月17日に、SIE0.92を正式に公開しました。今回の主な変更点は、tref要素の実装とアニメーション機能の修正です。

修正履歴

version 0.91からの変更点
  1. SVGAnimationElementの_getOffsetメソッドを整理して修正
  2. getStartTimeメソッドを改良
  3. _eventSyncメソッドは不要なので削除
  4. getSimpleDurationメソッドの修正
  5. repeatイベントのつづりを間違っていたので、「repeatEvent」と修正
  6. begin属性などで使われるイベント処理でバグがあったので修正
  7. repeatについて、新しく、_numRepeatプロパティをSVGAnimationElementに追加
  8. SVGAnimationElementのdur属性に対して、indifiniteの対応
  9. SVGAnimationElemetにActive Durationの計算をさせた
  10. SMIL::ElementTimeControlとSVGAnimationElementにおいて、わかりやすくするため、内部プロパティの名前を変更した。
  11. dur属性のindifiniteに対応し、初期値に設定しておく
  12. SVGAnimationElementについて、_simpleDurationプロパティを削除
  13. NAIBU.stop関数の修正
  14. tref要素の実装
  15. 負荷がかかったときに、DOMImplementationの_buffer_プロパティに問題が発生するので、対処
  16. SVGTextPositioningElementインターフェースにテキスト関連の要素の処理を集めておいた
  17. SieReader.htmlのスクリプトのリンク先をモジュールのorgに修正変更
  18. 各アニメーション要素のendEvent発火時の振る舞いを修正
  19. アニメーション途中で、beginEventが起きた場合、endEventを伴って引き起こすようにした
  20. アニメーション関連要素のActive Durationの算出方法を、getSimpleDurationメソッドだけではなくて、_finishtと_startプロパティも活用するように変更
  21. endEvent時の_frameプロパティの削除に対して、deleteを使用
  22. SVGSetElementの_frame関数の記述が不要なので削除
  23. begin属性の規定値を0に設定
  24. beginとend属性のリストに対応
  25. SVGSetElementの_currentFrameプロパティを1進めるよう処理
  26. beginとend属性の空白処理をした

今後の予定

endEventに関するバグの修正や、symbol要素の実装に取りかかります。