SIEが閲覧できる環境を調べてみました
はじめに
http://d.hatena.ne.jp/lugia/20080706/1215349208
上の記事を見て、ちょっと気になったので調べてみました。
今回はSIEが本当にクロスブラウザなのかどうかを、具体的な数字をもとに、評価したいと思います。
SIEが閲覧できる環境について
SIEでは、プラグインなしの状態で、IE6以上、Firefox1.5以上、Opera9以上、Safari3以上を想定しています。それで、ブラウザのシェアを調べて見ますと、
http://www.w3counter.com/globalstats.php
閲覧できるブラウザのシェア 91.42% (2008/02/29現在)
あるいは、別の資料によれば、
http://www.stream.co.jp/company/press/2007/071016/
閲覧できるブラウザのシェア 92.44% (2007/09現在)
と、かなりのブラウザで見ることができます。SIEを見ることができるブラウザは、普及率が91%超えています。
さらに、Flashの普及率を見てみましょう。
Flashを閲覧できる環境について
http://www.stream.co.jp/company/press/2007/071016/
Flash6以降で98.81%、最新のFlash9は77.99%の普及率。
Flash Playerの普及率は98.81% (2007/09現在)です。
結論
Flash9を普及率で超えたとはいえ、これは去年のデータということも考え合わせると、まだFlashより普及率が低いといえます。
Flashの普及率を追い抜くためには、古いブラウザの対処と、canvas要素を使ったiPhoneの対応が必要です(注1)。
注1 iPhoneの対応が
iPhoneは2.1からSVGをサポートしました
ライセンスの問題のため、iPhoneはFlashのプラグインを搭載することができないという指摘があります。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200806/27/firefox.html
iPhoneはライセンス上、FirefoxもサンのJavaも、アドビのFlashも搭載できない。ライセンスの問題で、われわれはアップルのSDKを使えない。
Adobe FlashのiPhone進出計画、阻むのはジョブズ氏?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/21/news082.html