バージョンをあげるために、大きな問題の検討

ここでは、バージョンを0.25にするために、大きな問題を検討していくことにします。結論から申せば、「先送り」です。

viewBox属性とpreserveAspectRatio属性について

上記二つの属性の実装については、
今年の7月5日において、以下のような方法を考え出しました。

1,width属性とheight属性になにか原因があると見て、このまま実装を続ける。
2,最初からやり直し、transform属性に変換する。

ですが、問題の原因をつかめないまま、今に至っています。原因を特定できるまでは、解決の方法すら思い当たりません。そのような状況なので、一度、実装をあきらめて、最初からコード作りをしなおすべきだと考えています。
この二つの属性はsymbol要素をサポートするときに必要になってくるので、実装を急がなければならないでしょう。

というわけで、これらの属性はバージョン0.3までの宿題となります。

path要素のA(Arcto)コマンドについて

このコマンドの実装は、以前試しました。うまくいきませんでしたが、方法はわかっています。
というのは、
http://www.hcn.zaq.ne.jp/___/REC-SVG11-20030114/implnote.html#ArcImplementationNotes
とか、
http://www.google.co.jp/codesearch?hl=ja&q=+endpoint+parameterization+arc&start=10&sa=N
のコードを眺めれば、楕円の弧をベジェ曲線に変換する方法そのものは書かれているからです。別にコードを見なくとも、そういった方法を思いつくことができたかもしれません。

しかし、問題なのは、JavaScriptという制約です。何度も計算しなおす必要があって、安全上処理を止められてしまうのです。ですから、この制約を越えない限りは、実装に着手できません。
つまり、これも、現在では手を出せません。

以上のことから、バージョン0.25は上記二つの問題に手付かずのまま、公開されるでしょう。